はじめに
「三つ子の魂百まで」という諺があります。これは「乳幼児期に受けた人間形成の様々な影響がその人の人生に大きくかかわってくる」といった意味でありましょう。それほど乳幼児期は人間形成の基礎をつくる大事な時期であり、子どもたちが今後の長い人生を自立して生きぬいていく上での、人間性や気力・体力・能力を培う、とても重要な時期にあたります。
その乳幼児期の保育・教育をになうこども園、幼稚園、保育園は、子どもの望ましい発達を目指して、よりよい保育・教育ができるよう努力していますが、どの園にも独自の保育・教育方針があります。幼保連携型認定こども園・大隅中央幼稚園では認定こども園法に基づき、幼稚園教育要領、保育所保育指針をもとににした保育・教育を実施していますが、それと同時に、宗教情操教育の中で、いのちを尊び、思いやりのあるたくましい子に成長してほしいと願って、一人ひとりを大切にした「まことの保育」を実践しています。
尊いご縁によってこの世に生をうけた大切ないのちです。そのかけげのないわが子が、幸せな人生を送れるようにと願わない親はいません。幼保連携型認定こども園・大隅中央幼稚園は、皆様と手をとり合いながら、新たな世界に向かって生きて行く、子どものよりよい成長を援助していきたいと念じております。